知的障害で自閉症の息子との話

知的障害で自閉症の息子とのこと・育児について書いています

言葉のない世界~先生の目~

息子は自分から言葉が出ません。

 

会話ができません。

 

先生たちは、

息子の気持ちに寄り添い、

息子の気持ちを言語化してくれます。

 

その想像力は

とても勉強になります。

 

ある日のこと。

 

職員とお友達で手をつないで、

<グルグル回ろう>遊びをしました。

みんなで手をつないで円を作り

回っているようです。

 

職員が

「どっどしーん」

と言い床に倒れます。

 

お友だちも倒れこんでいく中で、

○○君は(息子の名前)

倒れていない職員をみつけ

両手をひいています。

 

みんなに

倒れてほしかったのかもしれません。

 

と連絡帳に書かれていました。

 

私なら、

息子がみんなと一緒に

倒れていないことに

注目してしまいます(^^;

 

先生は息子の行動から

こういう気持ちの表れを

読みとってくれていました。

 

自分は倒れてはいなくても、

みんな一緒に同じことを

やってほしい気持ちを

みつけてくれています。

 

別の日。

 

朝の集まりでは

自分のイスを探して座っています。

イスにはひらがなで名前のシールと

動物のシールがはってあります。

 

と連絡帳に書かれていました。

 

息子は

ひらがなが読めません。

 

自分のイスを認識することが

難しいです。

 

でも、先生は

この瞬間に気がついてくれました。

 

自分のイスを探していました。

スゴイですね!!

 

私だと、

まぐれではないかと

疑ってしまいそうですが(>_<)

 

この瞬間をすごい!!

と素直に認めてあげることが

大切だと思うようになりました。

 

☆読んでいただきありがとうございます☆