知的障害で自閉症の息子との話

知的障害で自閉症の息子とのこと・育児について書いています

三輪車をかしてほしい気持ち

息子が年長の話です。

 

外遊びの時間に

三輪車に乗ることが多いです。

 

三輪車は男の子に

人気なので

順番に使わなければなりません。

 

順番守って次に使ってね

 

今使っているから後でかしてあげるね

 

ちょっと待っててね

 

このことがわからない息子。

 

思いが通じない。

 

言葉が話せない。

 

気持ちを表すのは

行動になってしまいます。

 

ある日のこと。

 

お友だちが三輪車に乗っていました。

 

使いたい気持ちから

駆け寄ります。

 

職員が

「かしてだね」

と声をかけると、

「かして」の発語は出ていませんが、

(手のひらを上に)手を重ねて

ちょうだいのサインをしていました。

 

お友だちから

三輪車をかりることに

成功しました。

 

三輪車のハンドルに砂場用の

小さいバケツを左右に2つずつかけ

運びながら三輪車に

乗っています。

 

と連絡帳に書かれていました。

 

先生の声かけに反応できて

「かして」の気持ちが

伝えられたようです。

 

お友だちが

優しくかしてくれたことにも

感謝です。

 

言葉が出なくても、

先生たちが間に入って

こういう時はこう言おうね。

と教えてくれているのがわかります。

 

やりとりは

言葉がなくても

伝えなければ相手にわからないよ。

 

相手に気持ちを

わかってもらって

かしてもらおうね。

 

と繰り返して教えてくれます。

 

☆読んでいただきありがとうございます☆