知的障害で自閉症の息子との話

知的障害で自閉症の息子とのこと・育児について書いています

言葉のない世界~家でのやりとり~

息子が年長の話です。

 

会話ができません。

発語は促すと出ることがあります。

 

言葉がわからなくても、

話しかけることはします。

 

朝起きたら

家族「おはよう」

息子は何も言わないままです。

 

息子の顔をみて

家族「おはよう」

息子「・・・う」

 

いちばん最後の文字だけ

繰り返せるようになりました。

 

息子の場合、

言葉を自分に言っているとわかると

繰り返してその言葉を

言おうとする場面が増えました。

 

私「りんご」

息子

「・・ご」

 

私「せんせい」

息子

「てんて」

 

私「牛乳」

息子

自分の手をコップに見立てて口元に

持っていきごくごくと飲むマネをします。

言語療法で教えてもらったサインです

 

いちばんわかっていそうだなと

感じたのは、

「トイレ」でした。

 

この頃の息子は尿意が

自分でわかっていなかったので

家でのトイレは

私が声をかけて誘導していました。

 

「トイレ行ってきて」

と声をかけると、

つうじる時はトイレのドアの前に

自分からいくことがあったのです。

 

先生たちにも伝えました。

 

園でも

「トイレ行ってきて」

と声をかけたら、

自らトイレに向かうことができました。

 

と報告されました。

 

会話がなくても

日々経験をかさねていくと、

息子にも伝わっているのかなと

思えることがありました。

 

☆読んでいただきありがとうございます☆