知的障害で自閉症の息子との話

知的障害で自閉症の息子とのこと・育児について書いています

言葉のない世界~タッチ~

息子が年長の話です。

 

発語がほとんどありません。

 

促して単語が出るときがあります。

 

会話ができません。

 

園では、

朝の会でお名前呼びがあります。

 

息子は、

「はい」と

返事ができませんでした。

 

自分の名前が理解できていなかった

と思います。

 

通園してから

毎日繰り返して

経験を積んだことによって

「はー(い)」と

返事をしているようなことが増えました。

 

手を伸ばして、

「はーい」という見本は

先生がしてくれます。

 

息子は

できませんでした(T_T)

 

そんな息子に

先生たちがしてくれたことは

手と手をタッチする方法です。

 

返事ができない息子ですが、

先生が手を出すと、

その手を重ねて

タッチできるようになりました。

 

このおかげで、

いってらっしゃいも

おかえりも

タッチ

という方法をつかっていました。

 

はーい

 

と言える日は先だと思っていたのですが、

はー(い)が出た時は

先生たちも喜んで教えてくれました。

 

ある日のこと。

 

お友だちが

「タッチ」と手のひらを見せると、

○○君(息子の名前)も手を出して

タッチしていました。

 

と連絡帳に書かれていました。

 

言葉が出ていなくても

通じ合える瞬間が

あってよかったです。

 

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