知的障害で自閉症の息子との話

知的障害で自閉症の息子とのこと・育児について書いています

絵本の読み聞かせ

絵本の読み聞かせは良いと聞きます。

 

私もそう思います。

 

本を読める時間は宝だと

思っています。

 

言語指導の先生から

「絵本を一緒にみることできますか?」

と聞かれたとき、

 

私は

「できません」

と即答しました。

 

読んであげても

そばにいてくれません。

 

私の腕の中で閉じ込めるように

して、読んだとしても

この腕の中から出ることに

夢中になるのが息子です。

 

(でたいよー)

「ここにいて。」

 

(いやだよー)

「好きな本を一緒にみよう。」

 

()は

息子の気持ちを想像しています。

 

私は

声に出して息子に話しかけています。

 

客観的にみたら、

嫌がっている息子を

無理やり引き留めている

お母さんです(T_T)

 

息子と私の

絵本の読み聞かせができない

現実です。

 

私の絵本を読みたい気持ちは

砕け散っていくことが

多かったです。

 

そうして、

読み聞かせをすることから

遠ざかっていました。

 

言語指導の先生に

質問をされたときに、

久しぶりに読み聞かせをしてみよう。

 

そう思えたのです。

 

格闘することも

できないことも

 

想像の範囲内です。

 

嫌がられることも

私の気持ちが下がることも

 

想像しておきます。

 

お家で息子を自分の膝の上に

座らせて、

好きな絵本をひらきました。

 

ここまで順調です。

 

そして、文章を読みます。

たまに息子のペースで

めくられてしまいました。

 

でも、

膝の上に座って

一緒に絵本をみていること。

 

私が読んでいる顔をたまにみること。

 

そして最後まで読んだときに、

おしまいと私が言った後に

本を元の場所に片づけてくれたこと。

 

よくわからないけど、

嬉しくて

拍手しました。

 

絵本の読み聞かせができた!

 

想像していたことを

良い方向で裏切ってくれた息子。

 

こういう瞬間があることが

次へのステップや

息子のために頑張ることにつながります。

 

以前の様子はこちら。

 

 

☆読んでいただきありがとうございます☆