知的障害で自閉症の息子との話

知的障害で自閉症の息子とのこと・育児について書いています

発見

息子が就園していたら、年少の時の話です。

 

その年の梅雨は、雨が長く続いていました。

散歩をすることが日課となってしまっていたので、

玄関で泣きます。

 

その時間になると、玄関で泣きます。

 

ここで、思い出したのは

【泣いたら無視をする】

担当医の言葉です。

 

泣いている息子を少し離れたところから

みています。

泣きが弱まったところで

「大丈夫」

と声をかけます。

 

すぐには泣きやみません。

 

長期戦です。

私も感情的にならないように、

泣いている様子をみます。

 

すると、

ただ泣いているだけではなかったのです。

 

玄関にある鏡で

泣いている自分の顔をみたりするのです。

 

泣いている自分をみている息子が

可愛く思えました。

 

それまで鏡をみることがなかったので、

泣いている自分をみている?

自分とわかってる?

 

笑ってしまいました。

 

泣いていることも発見があります。

 

あぁまた泣いているよ

と投げ出したい気持ち

 

うるさいなあ

と思う気持ち

 

これが私の気持ちでした。

 

無視をしたことで、

一歩引いて

息子を観察することができました。

 

息子だけでなく、

私の気持ちにも

発見がありました。

 

☆読んでいただきありがとうございます☆