知的障害で自閉症の息子との話

知的障害で自閉症の息子とのこと・育児について書いています

恐怖、病院で待つこと

この頃の息子は、とにかく泣いて騒ぐことが多かったです。

クリニックに予約時間に行ったものの、

待ち時間が長くなってしまったときの話です。

 

子どもの病院は待つことが当たり前と私は思っていました。

 

この待つことが息子にとっては何が何だかわからなくなってしまうようで、

騒いでしまいます。

おもちゃスペースもあったのですが、

息子は全部出してごちゃごちゃにしてうまく遊べないので、遊ばせられません。

 

待ち時間は抱っこしていることが多かったです。

その日は、思っていたよりも時間がかかり私も抱っこが限界になってしまいました。

 

イスに座りましたが、絵本もあまり見てくれません。

もう息子も限界だったようでぐずりはじめます。

 

周りに迷惑になるのはよくないので、

受付の方に声をかけて外の廊下で待っていました。

 

このクリニックはビルの5階にあるので、

いつも終わって出るとエレベーターに乗ります。

 

息子は迷わずエレベーターの方に行きます。

私はあわてて、止めます。

 

ここから戦いが始まりました。

息子の泣き方がすごくなって、抱っこを嫌がり、のけぞり、

私も離さないよう抱っこしていました。

 

泣いてる息子に「まだこれからだよ」と声をかけながら、廊下にいました。

抱っこして、立ってみて、のけぞる遊びをしているかのようにしていました。

泣き止まない息子は、とにかくエレベーターに行こうとします。

 

格闘している姿は誰にもみられたくはありません。

 

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