知的障害で自閉症の息子との話

知的障害で自閉症の息子とのこと・育児について書いています

言語指導でできなかったこと

息子が年長の話です。

 

月に1回、

ST(言語聴覚士)による

言語指導の時間がありました。

 

O先生は息子の特徴を

しっかりとキャッチしてくれていたと

感じます。

 

息子は

何回も繰り返すことによって

物事を習得できるようになりました。

 

でも、

習得できないこともあります。

 

言語指導の時間でもそれはありました。

 

手を全部使う

赤ちゃんづかみの息子。

 

3指(親指・人差し指・中指)を使う

訓練として小さいトングが出てきました。

 

角砂糖のような大きさの

四角いブロックを

トングで積み上げること

 

息子は興味を持ってトングを持ちます。

ブロックをはさむ

ためには力加減が必要です。

 

これが息子には難しいのです(>_<)

 

ブロックを手で積み上げることが

簡単にできるとわかると

トングは使おうとしません。

 

「こうやってみて」

 

先生が優しく見本をみせて教えてくれます。

 

やってみようとはしますが、

なかなかつかむことができません。

 

つかめても、

ブロックを持ち上げることが

わからないようでした。

 

O先生は、

トングを使わない方法に変更しました。

 

ブロックを色ごとに積み上げる

見本を示します。

 

息子は

色もわかっていませんでしたが、

先生の見本をみて

色ごとに積み上げることはできました。

 

そこで先生は褒めてくれていました。

 

トングは難しいという判断、

色の違いならわかりそうという判断、

 

できる喜びを大切にするということ。

 

できないことを発見したら、

できることに切り替える。

 

できることから少しづつの

実例をみせてもらえました。

 

☆読んでいただきありがとうございます☆