知的障害で自閉症の息子との話

知的障害で自閉症の息子とのこと・育児について書いています

言語指導の力

息子が年長の話です。

 

月に一回、

ST(言語聴覚士)による言語指導を受けていました。

 

発語を促すにはどうしたらよいのか。

言葉だけでなく、

コミュニケーションのとりかた、

日常生活ができるだけスムーズになるような

手段を教えてくれました。

 

息子の出来そうなことを

少しづつステップアップして

教えてくれます。

 

O先生は毎回<なるほど>

思わせてくれました。

 

息子はカードをホワイトボードに

くっつけることが好きです。

磁石がピタッとはりつくのが好きです。

 

先生がカードを見せて、

そのものの名前をマネして

発語出来たらカードを

「ピタっとしていいよ(はりつけていいよ)」

 

息子にわかりやすい言葉で

見本を見せて説明してくれます。

 

メガネ、りんご、ばなな、

牛乳、いぬ、ねこなど

絵とひらがながかいてあります。

 

几帳面な息子(夫の遺伝子)

カードを並べて貼るときに

間隔を大切にして、縦横の高さを合わせます。

 

O先生は、時間がかかっても

このこだわりを褒めてくれました。

 

この高さを合わせてくれるところが

本当に好きだわ

とまで言ってくれます。

 

時には発語よりも

カードを並べることに夢中

になってしまったこともあります。

 

それでも、

O先生は発語もしっかりとさせてから

カードをピタっどうぞと

発語もしっかりとやってくれます。

 

自分の好きなことができる時間が

あるとわかるので

息子もよくマネして

この時間は発語が出るようになりました。

 

言語指導の時間は

息子の発語につながる

方法を色々な形で教えてもらえました。

 

☆読んでいただきありがとうございます☆