知的障害で自閉症の息子との話

知的障害で自閉症の息子とのこと・育児について書いています

そうやって教えてくれていたのですね!

息子が年長の話です。

 

私が園に行ったときに

息子の最近の遊び方について説明されました。

 

ミニカーが好きな息子。

 

走らせて遊ぶより並べます。

 

ときには激しくぶつけあわせます。

 

ガッチン・ガッチン

こういう音が好きなのかもしれないです。

 

ここまでは

家でもありました。

 

園では、

ある程度の高さの所に並べて、

そこから床にめがけて

落とすということをしていました(>_<)

 

先生

「ちょっとみていてください。」

 

息子が、

ミニカーを順番に

ロッカーの上に並べ始めます。

 

縦にきれいに並べています。

 

そして、

1台ずつ落としていきます。

 

床に落ちたときに

そのあと滑っていくミニカーと

そのまま転がっていくミニカーを

確かめているようでした。

 

先生

「これが楽しいのはわかりますよね。」

 

でも、

床も傷つくし、誰かに当たっちゃったら・・。

 

私は心配ですと伝えました。

 

先生

「私たちも好きなことやらせてあげたいのですけど、

危険な部分もあるのでこうしてほしいと伝えました。」

 

そうして、

先生がやってくれたのは、、、。

 

息子が落としている場所に

プラスチックのかごを用意したのです。

 

これはミニカーを片付けるかごでした。

 

先生

「○○君(息子の名前)こうやるのも楽しいよ!」

 

先生は、

並んでいるミニカーを「ポーン」と

高く持ち上げ、まるでジャンプして

ミニカーが喜んでかごに入っていく

ように見本を示しました。

 

すると、

息子も同じようにやるのです!!

 

ミニカーを持ち上げて、

ダイブさせるように下のかごに

入れていきます。

 

さらにかごの中で

きれいに並べていくのです。

息子の几帳面は夫の遺伝子^^

 

そして、

全部終わったときには

片付けも終了しています。

 

先生たちにも感謝されて

「ありがとね~」

と言われて息子は満足そうに

次の遊びを探していました。

 

ここまでにいくには、

先生たちの

観察力と積み重ねが

あったからこそだと思います。

 

最初は、

拒絶してやらなかったと聞きました。

 

でもこの遊びを

危険と伝えるよりは

こういう遊び方もあるよ

と見せる方がよいのではないかと

先生たちで考えてくれたそうです。

 

そして、

主任の先生(男性)が

このやり方を見せる担当になって

くれていたそうです。

 

「この先生がきたら、あのやり方やらなきゃいけない」

と思って

私のやり方につき合ってくれたのかもしれないです。

 

と主任の先生は話してくれました。

 

楽しい遊びを

ダメだと伝えるのではなく、

こういう遊び方もあるよと

見本を何度もみせる

できないことを叱るのではなく、

提案をしながらやり方を教えることを学びました。

 

☆とても長い文を読んでいただきありがとうございます☆