知的障害で自閉症の息子との話

知的障害で自閉症の息子とのこと・育児について書いています

好きな味からひろがる

息子が年長の話です。

 

偏食があります。

 

好きな食べ物は

よく食べます。

 

カリッとした食感が好きです。

 

めんつゆの味が好きです。

 

ごま油と塩の組み合わせも好きです。

のりも韓国のりも好きです。

 

ある日のこと。

 

キャベツのナムルを作りました。

ゴマ油と塩コショウ味)

 

息子が寄ってきます。

 

キャベツをお皿に乗せて

自分の席に座らせます。

 

そうすると、、

 

息子が何度も食べようとチャレンジしたのです。

 

少しくちびるをつけて味をたしかめたり、

においをかいでいたり、

お行儀が悪い話ですいません(*_*)

 

食べようとするのですが、

キャベツは基本的に食べません。

 

そのキャベツを食べようと

口までもっていくのですが、

くちびるで味をたしかめて

考えているようでした。

 

自分は食べられるものなのか、

この味ならいけるかも、

でもキャベツなんだよなぁ、、。

 

息子の心の中を想像します。

 

そして、

 

最終的に

1口大に切ったキャベツを

食べたのです!!

 

みている私も

思わず「あっ食べたー」

心の声が外に出ていました。

 

きちんと噛んで飲み込んでいましたが、

その後は欲しがりませんでした。

 

キャベツはキャベツ

と思ったのかもしれません。

 

これ食べてごらん

と渡してしまっていたら

嫌がっていたかもしれないです。

 

自分で

食べられるかどうか

確認している姿が

面白いと思いました。

 

そして、

最後に口に入れた時の

あの瞬間は

息子にとって

大きな挑戦だったと思います。

 

☆読んでいただきありがとうございます☆