知的障害で自閉症の息子との話

知的障害で自閉症の息子とのこと・育児について書いています

就学までの話~さんすう~

息子が特別支援学校で

1日体験した話です。

 

こくごが終わって、

さんすうの時間です。

 

数字が読めない息子。

 

どうなっちゃうのかなと思いました。

 

さんすうで

やっていたのは、

形をあわせることでした。

 

黒板ではなくて、

ホワイトボードがありました。

 

まる・さんかく・しかくの3つに

黒いビニールテープで

わけられていました。

 

そして、

先生が子どもたちに

形を教えます。

 

手に持っているのは、

見たことのある食べ物の絵が

ラミネートされて裏に

磁石がついています。

(まるはピザ、さんかくがサンドウィッチ、

しかくは牛乳だったと思います。)

 

先生が

「これはどの形でしょう。くっつけてみましょう。」

と一人づつ聞いていきます。

 

形を答えられるタイプの子も、

答えられないタイプの子も、

 

このラミネートされた食べ物の絵を

ホワイトボードにくっつけています。

 

言葉が出なくても

許される環境がそこにありました。

 

形を間違えてしまっても、

先生がアドバイスをして

正解の場所をみんなと一緒に確認する

という場面もありました。

 

息子は、

形の名前は言えませんが、

形を合わせることは好きです。

  

息子もやってみます。

 

先生にサンドウィッチを渡されます。

サンドウィッチは普段食べません(^_^;)

 

担当者の方も

見ているだけにしてくれました。

 

息子は1人でサンドウィッチを持ち、

さんかくの場所へ貼り付けて、

自分のイスに戻りました。

 

あまりにスムーズで、

先生も

「素晴らしい!」と

褒めてくれました。

 

先生が、

「もう1個やってみましょう」

とピザを渡しました。

ピザは耳の部分を好んで食べます。

 

すぐに立って、

まるの所に貼りました。

 

そして自分のイスに戻ります。

 

担当者の方も

息子の肩をポンポンと

よくできた!という感じで笑っていました。

 

ちょっと得意げな雰囲気が出ていて、

後ろからみていて

笑ってしまいました。

 

☆読んでいただきありがとうございます☆