知的障害で自閉症の息子との話

知的障害で自閉症の息子とのこと・育児について書いています

言葉のない世界~自傷行為~

息子が年長の話です。

 

言葉が出ていません。

会話ができません。

 

でも

いたずらはします(>_<)

 

その時によってブームがあるので、

ブームが去ることを祈りながら

注意します。

 

ある日のこと。

固定電話の「ピッ」の音がしました。

 

まさか、まさか、

犯人は息子です。

 

私の目を盗んでは

押そうとします。

 

何回もやろうとするので

 

「触っちゃダメ」

と教えます。

 

「ピッしないで」

と伝えます。

 

その時の息子の反応です。

 

正座のように座って

おでこをじゅうたんに

打ちつけます。

 

「うぅーっ」といいながら

ガンガン打ちつけようとします。

 

すぐに止めます。

とめればすぐ止まります。

 

でも息子の中にある

 

怒られて嫌な気持ち

 

イケナイとわかってても

やりたいという気持ち

 

自分がイケナイと思う気持ち

 

色々な悔しい気持ち

 

この表現が

自分のおでこを

ぶつけることのようでした。

 

自分で自分を傷つけてしまう

自傷行為

 

止めてあげないとと思い、

落ち着くまでは抱きしめています。

 

話しかけます。

やってはいけないよと

おでこもガンガンしないでと。

 

でもその手を離すと、

「うぅーっ」

といって床にぶつけることを

繰り返そうとしてしまいます。

 

落ち着くまでは離れられません。

 

落ち着くきっかけも

そのときによりました。

 

好きな曲、アニメ、

音楽に助けられたように思います。

 

時間が

解決してくれるものでは

なかったです(*_*)

 

こういう気持ちを

他の表現方法にしていくことも課題です。

 

☆読んでいただきありがとうございます☆