知的障害で自閉症の息子との話

知的障害で自閉症の息子とのこと・育児について書いています

先生の言葉~泣き声でわかる~

息子が年中の話です。

 

息子が通園を開始したのは、

年中でした。

 

私にべったりで、

私と離れることを極端に嫌がりました。

 

園に入る前も、

集団に慣れるため、

親子参加していました。

 

部屋から出ようとしたり、

自分の遊びたいときにだけ参加したり、

泣き出したり、

 

本当に集団行動は

無理なのかもしれないと思いました。

 

できないことばかりで

どうやって教えるの?

どうやったらわかってくれるの?

どうして騒いでいるの?

 

わからないながらに

考えて、試して、考えて、

過ごしていました。

 

通園ができた時、

嬉しかったです。

 

お互い離れる時間ができて

良かったと思いました。

 

園では懇談会がありました。

 

別室で

保護者同士が

子どもの様子を話せる機会がありました。

 

子どもを育てている中での

情報や気持ちの共有は本当に

良い機会となりました。 

 

私が園に来ているのに

息子の近くにいないので

息子は毎回大泣きしていました。

 

別室で行われている部屋がわかると

中には入れませんが、

近くにいることがわかります。

 

息子だけでなく、

他のお友だちも

泣いてしまう子が何人かいました。

 

今日も泣いている子がいる。

息子もこの中にいるのだろうな。

 

そう考えていた時でした。

 

先生から、

「○○君(息子の名前)泣いていますね。」

「多分このどれかの泣き声がそうなんでしょうね。」

「先生、息子の泣き声がわかるのですか?」

先生

「あっはい。何人か泣いていますけど誰の泣き声かは

わかります。」

「○○君の声してますよね。」

 

懇談会の部屋の近くに来て、

泣いていることはわかりますが、

泣いている人数も

顔も様子も見えていません。

 

聞こえてくる泣き声だけで、

先生は誰かがわかってしまうのかぁ

と尊敬しました☆

 

息子のことを

理解してくれていることが

嬉しくなる言葉でした。

 

☆読んでいただきありがとうございます☆