知的障害で自閉症の息子との話

知的障害で自閉症の息子とのこと・育児について書いています

言葉のない世界

息子が年中の頃の話です。

 

言葉は話せません。

返事はできません。

 

自分の名前は

わかるようになってきました。

 

お名前よびでは、

「あー(い)」と言えたり、

名前を呼ばれると、

行動を止めたり、振り返ったり

することが増えていました。

 

トイレだよと言われればトイレに行き、

給食だよと言われれば席に着きます。

 

先生に声をかけられて動いている

のが日常です。

連れていってもらっている状態です。

 

時間もわかりません。

一日の流れで次はこれ、次はこれ、

と覚えられている感じです。

 

流れをつかめるまでも

時間がかかりました。

 

もちろんうまく

できない日もあります。

 

毎日できるようになるのも

経験が必要になります。

 

自分の名前は読めません。

 

自分の靴箱やロッカー、

荷物をかけるところは、

場所で覚えています。

 

なので、

  

場所が決まっていない

自分の名前が書いてあるイスは

いつもわかりづらそうでした。

 

名前と1人ひとり別の

お花や動物のシールが

貼ってありました。

ちゃんとわかりやすいように

工夫してくれています。

 

でもそれは、

息子の頭の中に

すんなりと入る目印には

ならなかったようです。

 

☆読んでいただきありがとうございます☆