知的障害で自閉症の息子との話

知的障害で自閉症の息子とのこと・育児について書いています

療育での変化

療育に通って発語が出るかもしれない。

 

単語がいえるようになるかもしれない。

 

そういう期待はありました。

 

なかなか落ち着かない息子。

先生の言っていることができない息子。

 

やりとりができるようになってきた頃

から変化がでてきます。

 

息子は、絵を見て同じと気づくと

合わせられるようになりました。

 

木製の型はめパズルを気に入って、

絵に合わせてはめていきます。

 

こういうことができるとわかったのは、

療育に通ってからです。

 

K先生が、

かさ、くるまなど書いてある絵を声に出します。

 

息子が「ちょ」「ちょ」

と手の動きをやってから、

パズルを渡してくれます。

 

息子はパズルをはめます。

 

迷いがあまりないので、

絵をよく見ていることがわかります。

 

集中ができているのです。

 

パズルができるとわかったところで

次のステップです。

 

息子は

パズルの上下がわかっていません。

 

反対だよ。違うよ

の言葉でわかりません。

 

K先生が

くるっとしてごらん

と息子の目の前で

パズルの上下を回転させて合わせます。

 

そして、K先生は

わざと上下を反対にして息子に渡します。

 

すると、

息子はK先生がやったように、

上下を回転させます。

 

そして、パズルがはまったとき

とても得意げな顔をしたのです。

 

その顔を見て私が笑ってしまいました。

 

少しづつ息子に変化が訪れました。

 

真っ暗なトンネルの先に

ほんの少し光が

みえてきました。

 

☆読んでいただきありがとうございます☆