知的障害で自閉症の息子との話

知的障害で自閉症の息子とのこと・育児について書いています

優しさが育まれるやりとり

息子が年長の話です。

 

会話はできません。

 

単語は少しだけ

マネできるようになってきました。

 

自分の世界があります。

 

こだわりもあります。

 

少しだけ

周りの先生やお友だちの様子を

みることができるようになってきました。

 

ある日のこと。

 

今日はこむぎこねんどを

使って遊びました。

 

少しべたべたしていたので

「手についちゃったーとってー」

と職員が言うと、

手にくっついたねんどを

引っ張ってとっています。

 

と連絡帳に書かれていました。

 

先生の手についたねんどを

とってあげたそうです。

 

先生が言っていること、

先生が困っていること、

先生がしてほしいこと、

 

わかろうとしたのかな(^^)

 

そう考えると、

その感情があったのか、

その感情がでてきたのか、

 

息子のやりとりに感情が

プラスされたような気がしました。

 

後日聞いた話では、

先生が「ありがとう」

というと、

笑ってとることに

夢中だったということです。

 

誰かに頼ることばかりだった息子。

 

泣いて騒げば

願いが聞いてもらえると、

そのまま騒いでしまっていた息子。

 

息子が

誰か困っている人に頼られる場面は

なかったと思います。

 

こういうやりとりの方法が

あるのか~(^^)

 

先生たちの関わり方は勉強になります。

 

誰かに頼られて

それに応えて

「ありがとう」と言ってもらえる。

 

先生の声や表情から

何かいいことやってるのかな

と思ったのかもしれません。

 

息子に

何かを教えることは

正直なんでも難しいです(^_^;)

あきらめずに繰り返し教えてます。 

 

こういうやりとりで

本人の経験を重ねることが

優しい気持ちにつながる

と思いました。

 

☆読んでいただきありがとうございます☆